- ホーム
- ドラキッズ『まなびドア』
- 幼稚園入園前にできている?子どもの「気持...
幼稚園入園といえば、お子さまにとって人生初の集団生活の始まりです。
春の入園に向けて、保護者の方はどんな準備を思い浮かべるでしょうか。
「入園準備」と言えば、通園バッグやスモックの準備、上靴やお弁当箱などを買って一つひとつ名前を書く…など、新しい生活に向けて物の準備をまず思い浮かべるでしょう。
でも、そういった物の準備をするだけで、お子さまが安心できる入園準備は本当に十分なのでしょうか…?
初めての集団生活。ママやパパと離れて過ごす時間は、きっと子どもたちにとっても不安が大きいもの。入園準備には、お子さまの「気持ちの準備」も大事なのです。
では、入園に向けてどのように「気持ちの準備」を行えば良いのでしょうか。
新入園児さんの中には、入園して暫くしても、朝、ママとなかなか離れられずに泣いてばかりの子もいます。
これまでの生活と大きく違うので、不安になってしまうのは自然なことでもありますが、ママ・パパとしては、できれば早い段階から「幼稚園って楽しい!」と感じてほしいですね。
こうした入園前の気持ちの準備に役立つのが、入園前に集団生活を経験すること。
たとえば、幼児教室やプレ幼稚園などもいいですね。
ママとべったりの生活から、少しずつママと離れてお友だちや周りの大人と関わる機会を持てると良いでしょう。
少人数・小さな規模でも良いので、入園までに少しずつ段階的に集団生活に慣れ、社会性や協調性を身につける練習をしておけると安心です。
幼児教室やプレ幼稚園はなぜ、入園前のお子さまの気持ちの準備に役立つのでしょう。
理由としてまずは、ママやパパと離れる時間を少しずつ繰り返すことで、離れていてもまた戻ってくるという経験が育つからです。
もちろん、お友だちと児童館や子育て広場で遊ぶのも集団生活への第一歩ですが、どうしてもママから離れて過ごす、といった状況にはなりにくいですね。
他にも、
・一人ではなく、たくさんのお友だちがいる
・ママ以外の大人と話す・話しを聞く
・歌や手遊びなど、集団行動や集団で遊ぶ場面もある
・あいさつをするなど、決められたルールの中で行動する
こうした幼稚園での実際の生活に似た経験を無理なくできるのが、幼児教室やプレ幼稚園というわけです。
幼児教室かプレ幼稚園かは、お子さまの性格に合わせて選びたいですね。
特に、プレ幼稚園の形態や内容は園によって様々ですので、ホームページや電話で確認するようにしましょう。
入園に向けてのお子さまの「気持ちの準備」については、家庭でも親子でできることがあります。いくつか挙げてみましょう。
たとえば朝。
これまではある程度お子さまのペースに合わせたり、ついつい寝かしすぎていたりしていた家庭は多いのではないでしょうか。
入園に向けて、少しずつ「時間」を意識して、生活リズムを整えてみましょう。生活にリズムができることで、お子さま自身に「朝」「夜」といった時間の感覚や概念が徐々に芽生えてきます。
その他、遊んだ後のおもちゃをお片づけの声がけや、食事をする前の「いただきます」のあいさつなど、ルールの中で生活することを少しずつ意識してみましょう。
ママやパパの真似から、お子さま自身も楽しくルールを学んでいけるでしょう。
・自分の名前が呼ばれたら返事をする
・自分の名前を言う
幼稚園に入ったら、こんな風に名前を使うシーンが日常的にあります。
自分の名前は大勢の中で自分だけのもの。自分の存在を周りにアピールするものでもあります。
集団の中で自分のことを周りに伝えて、それを受け取ってもらえたり認められたりすると誰でもうれしいものです。
また、返事をしたり名前を言えたりすることそのものが、お子さまの自信にも繋がっていくでしょう。
ご家庭で「〇〇ちゃん」と、苗字と名前で呼んだら「はい」とお返事できるといいですね。
もちろん個人差がありますので、手を挙げられるだけでも充分です。
たっぷり褒めてあげましょう。
絵本の読み聞かせは子どもたちの世界を大きく広げてくれます。
知らない世界に触れられるだけではありません。登場人物の気持ちを感じたり想像したりすることもできます。
こうした「人の気持ちになってみること」は、集団生活でお友だちと関わっていく中で大事なことです。
入園準備として、ぜひ親子での読み聞かせの時間を大切に持ってみてください。
入園準備を意識し始めると「うちの子、幼稚園でもしっかりやっていけるのかな?」となんとなく不安に思う保護者の方も多いものです。
入園に向けて、これからどんなことができるようになっていくと良いのでしょうか。
小学館の幼児教室 ドラキッズには、各年齢の成長・発達を踏まえて、お子さまの「できた」をママやパパと一緒に確認できるチェックシートがあります。
入園前には、次のようなことができるようになっていると良いですね