小学館の幼児教室ドラキッズ

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子育て・育児

2021年10月29日

【2・3歳向け】「ひらがな」の読み書きはいつから?興味づけのポイントを解説

2歳、3歳になるとお子さまの語彙力が増え、日に日に表現が豊かになっていく様子を見ると、保護者の皆さまの中には、読み書きを意識し始める方もいらっしゃるのではないでしょうか?
お子さまはまずひらがなから覚えていくことになります。これからずっと使っていくものですし、正しい知識で我が子のひらがな習得をサポートしていきたいですね。

そうは言っても、すぐにひらがなの読み書きの練習をするのはお子さまにとってハードルが高いかもしれません。そこで今回は、ひらがなに興味を持たせることから教え方まで、小学館の幼児教室『ドラキッズ』で実際に行っている方法を交えながらご紹介します。

「そろそろ文字に興味を持ってもらいたい」と思う方や、「うちの子は少しずつひらがなを読めるようになってきた」というママ友との会話で焦りをおぼえる方、そしてひらがなの練習などを既にご家庭でされていて「ドリルなどを使って教えているからウチは大丈夫」と考えている方にも、参考になる記事ですよ。

ひらがな練習の時期は?

一般的に、ひらがな五十音の読み書きを小学校に入学までにマスターしておけば、入学後の学習へスムーズになじめると言われています。2〜3歳のお子さまなら、まだ約3年ぐらい時間がありますから、あまり焦りすぎる必要はないでしょう。
とは言え、周りのお友だちがひらがなを読めるようになっているのを目にすると、「うちの子もできるだけ早く」と思ってしまうのも無理はありません。そういう場合、まずは、お子さまが「ひらがなに興味を持つ」というところがポイントです。そこからスタートしてみましょう。

「ひらがな」習得のファーストステップは興味を持つこと

ひらがなへ興味を持ち始める時期はお子さまによって異なりますが、2歳半頃になると複雑な形の違いをとらえられるようになることがわかっています。

例えば、絵本に書いてある文字や街で見かける看板の文字、お菓子などのパッケージの文字などの違いに気づいて、興味を示すことがあります。文字をじっと眺めている様子や保護者の方を真似て絵本を読む、そのような行為をしていたら、ひらがなを学び始めても良いタイミングだと考えて良いでしょう。

お子さまが興味を示さない時や他のことに関心を持っている時は、無理に教える必要はありません。「やりたくないことをやらされている」と感じてひらがなに興味を持たなくなってしまう可能性もあります。よそのお子さまと比べたり、インターネットの情報などを調べたりして「遅い」「興味を示さないけど大丈夫かな?」と気にしすぎず、その時期を待ちましょう。

2・3歳の「ひらがな」目標は?

そうは言っても、保護者としてはひらがなに興味を持ってもらうきっかけは作りたいですよね。

ここからは、ひらがなに興味を持つようにする働きかけや興味を持ち始めたサインにどう対応すれば良いのかについてご紹介します。

おうちでの「ひらがな」への取り組み方

2、3歳のお子さまのひらがなへの興味を高めるには、たくさんの言葉にふれることをおすすめします。
例えば、お子さまと一緒に絵本を読みながら、文字を指差して「り・ん・ご、と書いてあるんだよ」「ここに書いてある、おひさまの"お"とおにぎりの"お"は同じだね」とさまざまな言葉に触れながら、文字への関心も引き出していくのはひとつの方法です。

散歩をしながら、「あのお店は、野菜を売っているから、看板にや・さ・いって書かれているんだね」などと話しかけてみるのも良いですね。「〇〇ちゃんの知っているひらがなを探すゲームをしようよ」などと遊び感覚でやるのも楽しいでしょう。日常の中でお子さまがひらがなへ興味を持つようなきっかけを作ってあげてくださいね。

また、保護者の方が、ひらがな五十音を教える際に浮かび上がってくる疑問に「読む方が先?」「読みと書きは同時でもいいの?」というものがあると思います。2、3歳のお子さまなら、まずは、ひらがなを読めるようになることを目標にしましょう。

大人は「あ」から順番に教えなくてはいけないと思い込みがちですが、特にそういった決まりはありません。

「あ」や「え」のように複雑な形のものもありますし、「あ」と「お」のように似ているように見えるものもあります。理解に時間がかかったり、混乱してしまう可能性もあったりしますから、お子さまが取りかかりやすい字から始めましょう。お子さまの名前や家族の名前、好きな食べものの名前などに含まれるひらがなを入り口にするのもおすすめです。

「書く」ことについては、「読む」ことに比べて時間がかかるので、急がない方が良いでしょう。ひらがなを「読める」=「書ける」ではありません。書くためには、机にじっと向かう集中力や鉛筆を正しく持つ力など、「読む」こと以上にさまざまな力が必要です。

いきなり、鉛筆を上手に使いこなすのは小さな子どもにとって難しいこと。本格的なひらがな練習の前に、まずは「書く」ことへの準備から取りかかってください。クレヨンや鉛筆を使ったぬりえやお絵かき、線なぞりなど紙に何かを書くことに親しんでおきましょう。

『ドラキッズ』での「ひらがな」への取り組み方

ひらがなに限らず、楽しくあそびから学ぶことを意識している『ドラキッズ』は、年齢ごとのクラス編成にしており、その年齢に応じたカリキュラムを組んでいます。

2・3歳のお子さま対象のクラスでは、ひらがなを「読んでみたい」「書いてみたい」とお子さま自身が思うような取り組みを行っています。
例えば、お子さまのお名前を書いたお名前カードを用意しており、教室でお集まりのときには自分のカードを見つけ出すように働きかけています。毎週行うことなので、いつの間にか自分の名前を読めるようになっていきますよ。また、映像付きのひらがなの歌をみんなで歌うなど楽しみながら、ひらがなに触れています。

言葉と連動してひらがなの文字を理解できるようになるために、例えば、やかんの「や」、れいぞうこの「れ」というように、ものを表す言葉と文字を、関連させながら読むことで、文字を言葉として理解できるようにしています。

このような取り組みを繰り返すことで、ひらがなカードを見ながら同じひらがなが使われているものを探したり、カードの字を組み合わせて単語を作ったりできるようになります。

「書く」ことについては、いきなり書く練習を始めるのではなく、「書く」準備からスタートします。

この年齢は、手先指先を細かく動かせるようになる時期。目で見ながら手を動かしていく力、図形や方向などを認知する力が育まれていくと言われているので、いろいろな線をなぞる「運筆」に取り組みます。
「運筆」はまずクレヨンから始めます。正しい持ち方や書き方を教えていきます。

保護者の方は、「早くひらがなを書くようになって欲しい」などと考えてしまうものですが、ひらがなを書くのはこの「運筆」を繰り返した後。簡単なひらがなや自分の名前を書くことから経験し、複雑なひらがなを書くことに入っていきますが、「運筆」を行っていると、複雑な形のひらがなに対しても「難しい」と強く感じることなく、ひらがなを書くことができます。「ひらがなを書くのって楽しい」という気持ちを保ちながら、ひらがなをどんどん書けるようになっていきますよ。

『ドラキッズ』がもうひとつ、心がけているとして、集中力の育成があります。2・3歳頃のお子さまは好奇心いっぱい。体を動かして遊ぶことも大好きですが、「新しいひらがなを書けるようになった!」などと実感することを通して、じっと座って「ひらがな」を書くことを楽しいと感じるようになっていきます。

『ドラキッズ』の講師は幼児教育に関する有資格者です。お子さまの集中力を高め、楽しく取り組めるように授業を進めていきます。「上手に読めたね」「このひらがな、きれいに書けているね!」など声をかけて、お子さまに自信を与えるとともに「もっとやりたい!」というやる気を刺激します。


また、同じ年のお友だちと一緒に学ぶことは、新しい知識を得る楽しさや頑張って取り組もうと思う気持ちを強く持てるきっかけにもなりますよ。

先生の指導やお友だちの存在が、「もっと読めるようになりたい」「今度は、このひらがなを書きたい」などとお子さまの学びへの意欲を引き出すことになり、ひらがなの読み書きのサポートにもなります。

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この記事のまとめ

お子さまにひらがなの読み書きを教えたいと思ったら、まずはお子さま自身のひらがなへの興味が高まるようにすることを意識しましょう。

2・3歳では、ひらがなを「読む」ことにお子さまの興味が向くようにするのがおすすめです。
絵本の読み聞かせやお散歩中に、目についたひらがなを指差して声に出してみるなど、身近なことからひらがなに親しむようにしてくださいね。お子さまの名前や好きなものの名前のひらがなからおぼえていくのも良いですね。

ひらがなを書く前には、準備を行うことが大切です。鉛筆を持って線をなぞることから始めてくださいね。
お家で親子で取り組んでいると、「この教え方でいいのかな?」「我が子に教えるのって難しい」と感じることもあるかもしれませんから、幼児教室へ参加してみるのもひとつの方法です。

講師が指導する『ドラキッズ』には、お子さまのひらがなへの興味を高めるためにさまざまな工夫を取り入れています。同じ年のお友だちと一緒に取り組むことで、「読みたい」「書きたい」という気持ちを引き出します。楽しみながら、学びへの意欲を高めていくので、授業に興味がありましたら、ぜひ一度教室見学に来てみてください。

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