小学館の幼児教室ドラキッズ

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子育て・育児

2021年11月08日

【4・5歳向け】幼児教室でやっている「ひらがなの読み書き」のポイントを解説

お子さまが4・5歳になると、まだまだ先のことだと考えていた小学校入学について、意識する機会も増えてくると思います。

特に、小学校入学前に準備しておいた方が良いと言われているひらがな習得は保護者の間での関心の高いことではないでしょうか?ひらがなの練習を行っている幼稚園もありますし、ママ友との会話でも話題にあがることが増えてきて、気になりますよね。もしかすると、既にドリルなどひらがな教材に取り組んでいるという方もいらっしゃるかもしれません。

でも、「家でどうやって、ひらがなの読み書きを教えたらいいの?」「一生懸命教えても、上達しているかどうかわからない」と思うこともあるでしょう。

そこで、今回は、4・5歳のお子さまへのひらがなの教え方などを解説するとともに、小学館の幼児教室『ドラキッズ』のクラスで実際に行っているひらがなへの取り組みを紹介していきます。

4・5歳のひらがなへの興味と目標

小学校では、教科書に書いている文字を読んだり、書いたりすることを中心にして、授業が進みます。そのため、小学校に入る段階でひらがなが読めたり、自分の名前を書けるようになっていると、授業が始まったときに大きなつまずきを感じることが少ないでしょう。


小学校入学前の4・5歳頃で、子どもはひらがなに興味を持つようになると考えられています。自分から知っている字を探しに行く、読める字があれば声に出す、そんなお子さまの姿を目にしたことのある保護者の方もいらっしゃるのでは?


手先もどんどん器用に動かせるようになっていくので、鉛筆を持ってお絵かきをすることも増えていきます。自分の書ける字を書きたがるようになるのもこの年頃ならでは、と言えます。


このように、ひらがなへの興味が高まる時期ではありますが、そこには個人差があります。「うちの子はどうしてひらがなを読もうとしないのかな?」「まだ自分の名前しか読めないけど、それって遅れているかも」と気にしすぎないでくださいね。焦って無理に教え込もうとすると、ひらがなそのものに興味を持たないようになる可能性もあります。

お子さまのペースに合わせるよう、見守りつつ、興味を持つようなきっかけづくりを心がけるようにしましょう。

4・5歳の「ひらがな」学習方法は?

お子さまには、ひらがなへの興味を高めて楽しみながら学んで欲しいですよね。


そこで、この章では、ご家庭でひらがなを教える時に保護者の方が知っておくと良いことをご紹介します。合わせて、『ドラキッズ』の4・5歳児対象のクラスで行っているひらがなの教え方も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

おうちでの「ひらがな」への取り組み方

例えば、好きな絵本の中に書かれているひらがなを指差して、「これはなんて書いてあるの?」と質問してくるなど、お子さまがひらがなに興味を持ち始めたなと感じたら、まずは読むことから取りかかりましょう。


【2・3歳向け】「ひらがな」の読み書きはいつから?興味づけのポイントを解説


五十音の最初のひらがなは「あ」ですが、「あ」から順番に覚える必要はありません。おすすめのひとつとして、自分や家族の名前、好きな動物や食べものの名前、家の中にあるものの名前など身近なものに含まれるひらがなから覚えていくという方法があります。


そのようにして覚えたひらがなを、絵本を読んでいる最中やお散歩中に見つけるようになると、お子さまもだんだん楽しくなってきて、「他の字も読めるようになりたい」という気持ちが増していきます。


書く練習は、「運筆」練習などで線をなぞることから始めましょう。こちらも読みと同じで、「あ」から順番にマスターしていかなくてはいけないというルールはありません。一筆で書ける簡単な字から取り組んでいきましょう。


ひらがなの読み書きを身につけるには、日常の中で自然にひらがなの読み書き練習を取り入れるようにすることがポイント。絵本を一緒に読んだり、かるた、カード、お手紙ごっこなどで遊んだり、お子さまが楽しみながら学んでいけるようにしてくださいね。

参考:【2・3歳向け】「ひらがな」の読み書きはいつから?興味づけのポイントを解説

『ドラキッズ』での「ひらがな」への取り組み方

さまざまな体験を通じて、多くのことを学んでいく『ドラキッズ』では、お子さまの年齢に合わせたカリキュラムで成長を後押ししています。


ひらがなについては、歌やカードなど遊びの要素を取り入れ、楽しく遊んで学ぶことで定着させていきます。遊びの要素が多いと、「もっとお勉強に取り組まないの?」「遊んでいて、ひらがなの読み書きができるようになるのかしら?」と不安を感じる保護者の方もいらっしゃるかもしれませんが、『ドラキッズ』では楽しみながら学んでいくことで「新しいことを知るのは面白い」とお子さま自身が実感できるようにしています。自信を持って小学生になれる、また小学生になった時に不安なく、国語と算数に取り組むことができるようにカリキュラムを設定しています。


また、幼稚園教諭や保育士などの資格を持つ先生は、一人ひとりの学びのペースに合わせて指導します。お子さまの小さな反応も見逃さず、「たくさん読めるね」「○○ちゃんは丁寧に書くね」などとお子さまがやる気になる言葉をかけることを心がけているので、お子さまの表情も自信にあふれたものになっていきますよ。

同じ年のお友だちの存在も、学びへの意欲を刺激します。「○○ちゃんと一緒に絵本を読みたい」「ひらがなを書けるようになって、お友だちとお手紙交換をやってみたい」などという思いが向上心を高めるきっかけになることもあるでしょう。

<「ひらがな」の読み>

ひらがなを学んでいくお子さまにとって、最初の頃は複数のひらがなの組み合わせを言葉として理解するのはとても難しいことです。『ドラキッズ』では年齢ごとに目標を設定し、ステップを踏んで、入学前にはまとまった文章を読み、内容を理解できることを目標にしています。


例えば、4・5歳児なら"声を合わせて読むことを楽しむ""テーマに沿った身近な物の名前や簡単な文を読む"" 同じ文の繰り返しを楽しむ"" 濁音、半濁音、促音、長音、拗音の入った単語を読む"ことなどに取り組みます。これらを通して、「短い文を読む・音読する力」を養っていきます。

バナー「class4」.pngまた、5・6歳児では、これまでのひらがな学習で身についた土台を大事にしながら、「まとまった文を読む力」を養っていきます。幼児としては高度な目標になりますが、"声に出して文を読み、内容を理解する"" 正しい姿勢と発声で音読する"ことなど行いながら、段階を追って学んでいくので、自然にできるようになっていきます。

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<「ひらがな」の書き>

『ドラキッズ』では、ひらがなを書くときには取り組みやすい字からスタートします。指導で意識していることは、言葉の中で使われているひらがなだとお子さまが理解して書けるようになること。ものの絵が描かれているワークなどを活用して、ひらがなを生きた言葉の中で使う文字だとわかるようにしています。


ひらがなを読むことと同様に、ひらがなを書くことについても年齢ごとに目標を設けています。
4・5歳児のクラスでは、「ひらがな五十音を書く」が目標。お子さま一人ひとりに寄り添いながら教えることを心がけています。"身近なものの名前(単語)を書く""1,2画の簡単な文字から無理なく書き始める"" 濁音、半濁音、促音、長音拗音を書く"ことを通して、ひらがなを書ける、使えるようにしていきます。


書き順も、ひらがなを書く際には重要なことです。まだ 運筆力の育っていないお子さまや字を覚えていないお子さまもいらっしゃるので、お子さまの書いている様子を観察し、正しい書き順で書けるようになるよう丁寧に教えていきます。


小学校入学まで残り1年となる5・6歳児のクラスでは、「短い文・かたかな・漢字を書く」を目標にしています。小学校1年生で学んでいく内容を学習することで、小学校生活に自信を持って臨めることができるようにしているんですね。


"かたかな表記のことばを書く""名前や月日、曜日など身近に使われる漢字に興味を持って書く"ことなども学び、あわせてひらがなを書くことで、「もっと、書きたい」という気持ちも育んでいきます。


最終的には、自分の気持ちや体験について、文章で表現する力や伝える力が育ち、文字を使ったコミュニケーション力が養われます。

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この記事のまとめ

個人差はありますが、4・5歳頃の子どもはひらがなや文字に興味を持つ時期です。小学校入学前にひらがなの読み書きができるようになっていると、小学校から始まる授業にも取り組みやすくなるので、お子さまのひらがなへの興味が高くなったタイミングで、ひらがなの読み書きの学習をスタートさせるのが良いでしょう。
とは言え、いきなり長文を読んだり、文章を書いたりできるわけではありません。段階を踏んで、身につけていくことを心がけてくださいね。

『ドラキッズ』では、有資格者の先生がひらがなを「読みたい」「書きたい」と思う気持ちをお子さまから引き出しながら、ひらがなの読み書きを教えています。

同じ年のお友だちと一緒に楽しみながら学べるのも、お子さまの意欲を刺激することでしょう。自信を持って小学生になれるようにきめ細かく指導していきますので、ご興味をお持ちになりましたら、ぜひお近くの教室に見学にいらしてください。

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