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2021年11月30日
算数は、私たちの暮らしや社会の中のいろいろな分野に関わってくるものです。それだけに、幼い頃に算数の土台を作っておきたい、と思うのが親心でしょう。お子さまが3歳になったのをきっかけに、「そろそろ数字を読めるようにしなくちゃ」と考え始めたり、「かず」の教え方や算数を教えることについて、ママ友と話したりした方もいらっしゃるのではないでしょうか?
でも、いざ教えてみようとすると、どのように教えればいいのかわからず、戸惑いを持つこともあるかもしれません。
この記事では、算数を教える際に大切にして欲しいことや興味の持たせ方、取り組み方をお伝えしていきます。併せて、小学館の幼児教室『ドラキッズ』の3歳児クラスでの算数の取り組みも紹介しますので参考にしてみてください。
さまざまなことに好奇心旺盛な3歳は、「かず」への興味を持ち始める年齢と言われていますが、その時期やきっかけはお子さま一人ひとり異なります。「●●ちゃんは数字の10まで読めるようになったのに、うちの子は全然興味を示さない」「成長が遅いのでは?」などと不安に思うかもしれませんが、気にしすぎないようにしてください。
保護者の方が先走って教えるのではなく、お子さま自身が関心を持つまで待ちましょう。そして、お子さまが興味を持ち始めたときに、「かずって面白い!」「算数って楽しい」と思いながら学ぶことができるように、ここからは保護者の方が知っておくと良いことを解説していきますね。
幼児期に算数の土台作りを行っておくと、小学校の算数で計算や図形などを学ぶ際に戸惑うことが少なく、算数に苦手意識を持たないようになると言われています。
でも、幼児期のお子さまは、「かず」というものが「かずそのものを表す」「ものの量を表す」「ものの順序を表す」と言った働きを持つことをまだ理解してはいません。
また、算数と言うと、「かず」を数えることや計算することに意識が向かいがちですが、さまざま「かたち」の特徴がわかり、合わせたり分けたりできることや、物の大きさや量などを比較できることも算数です。
「かず」や「かたち」、いろいろな比較を教える方法は次の章で紹介していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
さらに、もうひとつ知っておいて欲しいことがあります。それは、幼児期の算数土台作りは"段階的に思考を積み重ねる力"を高めることにもつながるという点です。
例えば、計算問題を解くには、まず、問題の意味を理解した上で解き方を考えて、答えを導き出すことが求められます。その際に、算数の土台が作られていて"段階的に思考を積み重ねる力"があれば、解きやすくなります。
さらに、この力は、算数の問題に取り組む時だけではなく、さまざまな分野の課題を解決する際や、思考を整理し深める際に必要な論理的思考力の基礎も築くことになるので幼児期に培った算数の土台が、小学校以降の学びや社会生活にも大いに役立つ力になります。
算数に興味を持ってもらうには、幼児期から「かず」や「かたち」に触れておく体験をするのがおすすめです。お子さまへの興味の持たせ方や保護者としての心がけをお伝えしますので、参考にしてください。
日々の暮らしの中に「かず」に触れる経験を取り入れて、お子さまの算数への興味を引き出しましょう。
例えば、お風呂でお子さまと一緒に10まで数えることを習慣にしている方もいらっしゃるかもしれませんが、これは「かず」に親しむ経験のひとつです。お皿に盛ったいちごの「かず」を数えたり、外出した際に電車のホーム番線や車のナンバープレートを読んだりするのも良いですね。
「かず」を使った会話を繰り返すことで、お子さまは自然に10までの「かず」を唱えられるようになっていきますし、「かず」には順番があることもわかっていきます。
また、積み木やパズルで一緒に遊びながら、「この積み木は丸いね。このお部屋に同じかたちのものはあるかな?」「三角と三角をくっつけたら、どんなかたちになるかな」と声を掛けてみましょう。遊びの中に取り入れると、楽しみながら、「かたち」についての理解を深めていけますよ。
おやつの時間も算数の土台を作る時間になります。お皿にビスケットを入れる際に「2つのお皿に、同じかずだけビスケットを置くよ。一緒に数えてね」と話しかけて、お子さまと「かず」を数えながら分けてみましょう。「○○ちゃんにあめ3個と、◎◎ちゃんにあめ2個を分けて欲しいな」と言って、お子さまに分けてもらうことも「かず」に触れる機会になります。
目で見て触れて体験することで、「かず」のかたまりや量感に対しての理解を深めることにつながりますよ。
日常の遊びや会話の中に自然に算数を取り入れて、「かずって面白い」「もっとかたちのことを知りたい」「分けっこって楽しい」と思ってもらえると良いですね。
3歳という年齢は、好奇心が増し、経験したことや知識を吸収していく年齢です。
そんな3歳のお子さまの好奇心に応えるように、『ドラキッズ』の3・4歳児対象クラスでは、算数への興味関心が高まっていくような指導を行っています。この時期に算数の土台を築いておくことで、小学1年生で学ぶ算数の先取り学習に取り組む5・6歳児対象のクラスでも戸惑うことがありません。もちろん、小学校に入学してからの学校生活にも安心感を持って臨めますよ。
「5、6歳で先取り学習をするのなら、3歳でもレベルの高いことをするんじゃないの?うちの子はついていけるかな?」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、心配しなくても大丈夫。
『ドラキッズ』では、お子さまが「楽しい!」と思いながら取り組めるようにカリキュラムを工夫しているので、「かずを量として捉える」「かずと順番の関係がわかる」「かずを合わせる、分けるの意味を理解する」ことが無理なく学べるようになっています。
教室には思わず「かず」を数えたくなるような工夫がいろいろ。先生やお友だちと一緒に数字・数図カードやおはじきなどを使ったあそびやまなびを通して、算数への興味を引き出していきます。
数字を配した"かずあわせポッケ"は、お子さまの身の周りにある具体物と同じ形と色の●(半具体物)と数字を合わせるあそびとまなびで使います。ポッケの数字と具体物と半具体物を合わせることを繰り返すことで、具体物と半具体物と数字が一致するということを楽しみながら自然に理解できるようになりますよ。
算数の土台のひとつである「かたち」についても、遊びのなかで「かたち」の名前や特徴を知ったり、組み合わせてできる「かたち」、分けてできる「かたち」を発見したりしていきます。見て触れて知る経験をすることで、図形認識力が養われていきます。
お友だちと問題を出し合ったり、一緒に考えたりすることは、ご家庭では経験しにくい『ドラキッズ』の特長の1つです。お友だちの存在に刺激を受けることで、積極性やコミュニケーション力を高めることにもつながります。
指導する先生は幼児教育の有資格者。教室にいる一人ひとりの得意不得意などを理解した上で、適切な指導を行っていくのも保護者の方にとって心強いですね。
「教室の中にある数字をたくさん見つけられたね」「いろいろなかたちのちがいをよく知っているね」など、お子さまの自信が高まるような言葉をかけてくれるので「もっと知りたい」「新しいことに挑戦したい」という気持ちがお子さま自身から生まれてきます。
算数の土台を作ることはもちろん、さまざまな面での成長をもたらすことにつながります。