小学館の幼児教室ドラキッズ

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子育て・育児

2021年12月03日

子どもが楽しく覚えられる!
幼児教室で行っている「時計の読み方」

小学校の入学準備のひとつとして、時計の読み方があります。
「時計を読めるようになってきた」と話すママ友の言葉や幼稚園で時計を読む練習が始まったことで、気になってきた保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

けれども、時計の読み方を「どうやって教えたらいいの?」「時間や時刻について話したことがないから、何から始めたらいいのかわからない」と立ち止まってしまうことも。

そこで、今回の記事では、時計の読み方をお子さまに教えていく前に教える側が知っておくと良いことや小学館の幼児教室『ドラキッズ』で実際に行っている時計学習への取り組みをご紹介します。ぜひ、時計の読み方を教える時にご活用ください。

※記事内では、アナログ時計のことを時計と表記します。

「時計の読み方」に、早めに取り組んでおきたい理由

幼児期に時計を読めると良いと言われるのは、どんな理由からでしょうか?詳しく解説していきましょう。

小学校での生活リズムに合わせやすくなる

入学前に時計を読めるようになった方が良い理由のひとつとして、小学校生活では時間や時刻を基準にした行動が多くなる点が挙げられます。また、授業の始めや終わりをチャイム音で知らせる学校が多いですが、最近では自主的に行動する力を身につけることをめざして、チャイムを鳴らさない学校も出てきています。
いずれの場合も、小学校の授業や休み時間は時間で区切られており、休み時間の使い方や授業の準備の目安を自分で考えて自主的に行動しなければなりません。授業中に先生が「10時30分になったら、プリントを集めましょう」と言うことも考えられます。
お子さまが時計を読めるようになっていれば、小学校生活の中で戸惑うことも少なく、スムーズに行動できることでしょう。


もちろん、小学校の算数の授業でも時計の読み方は学びますが、日常生活の中で身近なものとして時計に親しみ、時間や時刻についてわかっていれば「先生の説明がわかった」「時計の読み方についての問題が出されたとき、手を挙げて答えられた!」と自信を持てます。アナログ時計に親しんでいることは、学年が上がってから学ぶ分数や角度についても理解しやすくなると考えられています。

予定を立てる意識が身につく

時計を読めると、「8時までに幼稚園へ行く準備をしようね」「おもちゃを10時30分までに片付けて」など時刻や時間についてのコミュニケーションがスムーズにできます。時間の感覚がつかめるようになるので、生活リズムが整っていきます。


また、目指す時刻に向けて、お子さま自身が準備したり、片付けをしたり、行動の予定を立てられるようになることは、主体性や積極性の育成にもつながっています。保護者の方が「早くおもちゃを片付けて、お風呂に入る用意をしなさい!」などと言う機会も少なくなっていくことでしょう。時間の管理をお子さま自身ができるようになるので、お子さまの自立にもつながります。

「時計の読み方」の教え方は?

時計の読み方を教える時期に決まりはありませんが、お子さまが10まで数えられるということを一つの目安に考えると良いですよ。


ここからは、ご家庭で時計の読み方を教える時のポイントを紹介していきます。また、時計を読めるようになるために『ドラキッズ』の教室で取り組んでいることもお伝えしますので、ぜひお試しください。

おうちで教える場合

お子さまと過ごすことが多い場所、例えばリビングなどに数字が読みやすい大きなアナログ時計を設置して、日常の中で意識的に時計を読む習慣をつけることをおすすめします。


「8時になったら、幼稚園に行く準備をしようね」「7時になったらお風呂に入るよ」「8時半にお布団に入るよ」などと、保護者の方が頻繁に時計を読んでいると、お子さまも時計を意識するようになっていきます。


時計を題材にした絵本や自分で針を動かせる時計のおもちゃなどを使って、あそびの中で時計に親しむのも良いですね。


時計の読み方を教える時は、段階的に教えていくことを心がけてください。最初は、短い針が指す時刻を教えましょう。「短い針が7のところに来たら7時。お風呂に入る時間だね」「短い針が8になったら8時。8時になったら、幼稚園の準備をしてね」などと、まずは「何時」から教えるとわかりやすいですよ。


その後、〇時半の時刻(〇時30分)、最後に5分刻みで分を読めるようにしていきます。言葉で説明するだけではわかりにくいので、時計の針を指しながら「長い針が1のところに来たら5分。長い針が2のところは10分。長い針が1のところに来たら、絵本を本棚に入れてね。長い針が2のところに来るまでに終わらせようね」と言ったように、ここでもお子さまの行動と結びつけるようにしてみましょう。

『ドラキッズ』で教える場合

『ドラキッズ』は時計の読み方についての学習を3・4歳児対象のクラスからスタート、年齢が上がるごとに理解を深めていくようにしています。


読み方を教える時に使うのは、ふしぎ時計やたんけんブック、図鑑、24時間時計といった『ドラキッズ』オリジナルの教材。数字を書く、声に出して数字を読むなど「かず」についての学習も織りまぜながら、時計の仕組み(長針・短針)や読み方を学んでいきます。時計の仕組みを考えながら、文字盤を完成させることや時計を読んで何時か書くことにも取り組みます。


時計を読めるようになるだけではなく、時間や時刻についてさまざまな知識を持てるようにしています。例えば、「朝の7時」と「夜の7時」と1日の中には2つの「7時」があること、1日は24時間で成り立っていることなどに、気づくことができます。


教室では、「ドラキッズの教室は4時に始まるよ」「お家を3時に出発したのね」「夜は何時に寝るのかな?」と言ったように、時刻を生活と結びつけながら意識できるようにしています。


幼児教育の有資格者である講師はお子さまの心に寄り添うことを心がけており、「●●ちゃんは5時が読めたね」「おうちでも時計を見て、一人で用意ができるのね」などと声をかけます。お子さま一人ひとりに言葉をかけることで、「先生は見てくれている」「わかるって楽しい」とお子さま自身が感じ、さらに「まなび」への意欲を高めていくようにしています。


また、幼児期の子どもにとって、楽しみながら「まなび」を深めていくことはとても大事なこと。同じ年のお友だちと一緒に参加することで、「新しいことを知るのって楽しい!」とワクワクしたり、「他の子と同じように時計を読めるようになりたい」と頑張ったりするのも幼児教室ならではの特長です。


ご家庭では見せないような表情で、時計の読み方はもちろん、さまざまなことを吸収して成長していくことでしょう。

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この記事のまとめ

小学校の算数で学ぶ時計の読み方ですが、小学校生活では時間や時刻を基準にした行動を求められることがあるので、入学前に読めておくことをおすすめします。
時計が読めることで、暮らしの中でも「生活リズムが整う」「時間の感覚が身につき、見通しのある行動ができる」「子どもの自立につながる」などさまざまなメリットもがありますよ。

お子さまが10まで数えられるようになったら、時計の読み方にチャレンジしてみませんか。ただし、短い針・長い針がある時計の読み方は、お子さまには難しいかもしれません。時計を目に付きやすい場所に置いて、時刻を交えて語りかけるなど、お子さまが時計を身近に思えるようにすることから始めてくださいね。段階を踏んで、時計の仕組みを教えていくようにしましょう。

けれども、「教えるのが難しい」「説明が上手にできないから、子どもが理解できないみたい」と保護者の方が悩んでしまうこともあるかと思います。そのような場合は『ドラキッズ』の教室へ足を運んでみませんか。『ドラキッズ』では、オリジナルのカリキュラムで楽しく時計や時刻について学べるように工夫していますから、ぜひ見学にいらしてくださいね。

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