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2021年12月24日
お子さまが、「あそび」を通して、できることが増えていく様子を見るのはうれしいものですよね。遊びながらさまざまなことを吸収して欲しいから、1~2歳の子どもの成長をサポートする「あそび」を知っておきたいと思う保護者の方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、1~2歳の子どもの「あそび」の意義や「あそび」が育む力について解説します。さらに、小学館の幼児教室『ドラキッズ』で行っている「教室内あそび」を紹介するとともに、1~2歳の子どもにとって集団の中で遊ぶことのメリットにも触れています。ぜひ、参考にしてください。
1~2歳の子どもは、できることが増えていきますが、まだ知らないこともたくさんあります。毎日たくさんのことを体験して、さまざまな力を身に付けていきます。
中でも、「あそび」は子どもの健やかな成長に欠かせないもので、食事や睡眠と同じぐらい大切なこと。この時期の「あそび」は、興味のあることに積極的に向き合う力、夢中になって取り組む力、できるまで諦めない力、など生きていく上で役に立つさまざまな力の土台になると考えられています。
言葉への興味が増す時期にも重なりますから、「あそび」を通してたくさんの言葉も獲得することでしょう。語彙力の増加によって、自分の考えの整理や人に伝える力も高めていきます。
また、同じ年頃のお友だちと遊ぶ機会も増えてくると思います。保護者の方など大人がお子さまと遊ぶ時は、子どもの気持ちを察知して動くこともありますが、同じ年同士で遊ぶ際は自分のやりたいことや思いを伝える必要が出てきます。仲良く楽しく遊ぶために、相手の気持ちを想像したり、思いやったりすることも求められるようになるでしょう。遊びながら、社会性やコミュニケーション力を養っていくのですね。
上記のようなことから、1~2歳になる子どもの「あそび」は「まなび」につながることがわかったと思います。ここからは、ご家庭での「おうちあそび」と保護者の方のお子さまへの接し方を紹介していきます。親子で楽しく遊びながら、ぜひお子さまの成長へつなげてください。
1歳から2歳にかけては、体の動きがますます活発になっていく頃。足の力がついて、ひとりで歩きますし、2歳になる頃には走ったり、低い段からジャンプしたり、ボールを蹴ったりするようになるお子さまも。「今まで以上に目が離せない」と感じる保護者の方も少なくありません。
からだを動かすさまざまな「あそび」ができるようになるのと同時に、手先をますます器用に使えるようになります。いろいろな色のクレヨンを使って紙にぐるぐると線を描くなど、「お絵かきあそび」も楽しむ姿も見られるようになりますよ。
また、言葉がわかるようになってきたことで、それまではあまり興味を示さなかった絵本に興味を持つようになるお子さまも出てきます。言われたことを理解した上で行動できるようになる一方で、自我も発達して、やりたいことやりたくないことを主張することも。いわゆる「イヤイヤ期」に突入して、何に対しても「ヤダ!」「自分でする」と言うので、手こずることもあるかもしれません。
でも、これは自立心の芽生え。「成長の証」と捉えて、行動を尊重しながら、手を差し伸べるようにしてくださいね。
体も心も成長する1~2歳にふさわしい「あそび」の例を紹介しますので、「おうちあそび」を楽しんでください。
【注意しましょう】
・まだ、口に入れて確認しようとすることもあります。おもちゃの大きさや誤飲には注意しましょう。
・クレヨンの扱い(食べない、紙以外には描かない)は事前に伝え、遊ぶときには目を配りましょう
保護者の方がお子さまを愛情深く見守るのは、何歳になっても大事なことです。1〜2歳のお子さまの育児でもそれは変わりません。「ママやパパは、自分のやることや気持ちを大事にしてくれる。そして困っている時は助けてくれる」と子どもなりに感じたら、保護者の方への信頼を深めていきますよ。
絵本や積み木あそび、お絵かきなどに集中してひとりで遊んでいる時は、そっと見守るようにしましょう。「あそび」の世界に入り込むことで、自分で取り組む力や創造する力、想像する力を養っています。
もちろん、保護者の方と遊ぶことも大好きです。時には一緒に思いっきり遊ぶことを心がけましょう。そうすることで、お子さまの心は刺激を受け、さまざまな力を高めていくので、親子のふれあいも大切にしたいですね。
また、この年頃になると、お友だちと遊ぶことも出てきます。とはいえ、コミュニケーションが上手に取れないことも多々あります。お友だちとの交流では、そばで見守り、気持ちを代弁するなどをしてサポートしましょう。
遊ぶ前に「おもちゃはひとり1個だけ持とうね」などと伝えるのもおすすめです。お友だちと仲良く楽しく遊ぼうとすることを通して、コミュニケーション力や社会性を養っていきますよ。トラブルになることもあるかもしれませんが、コミュニケーション力や社会性を磨くひとつの経験だと捉えてくださいね。
『ドラキッズ』の1 ~2歳児対象のclass1※では、「あそび」を通して子どもの可能性を引き出していきます。その中の一部として、ご家庭でも楽しめる「あそび」を紹介しますので、ぜひやってみてください。
※2021年度のclass1は、2020年4月2日~2021年4月1日生まれのお子さま対象。
【お返事あそび】
動物絵カード(写真や絵をプリントしたもの、絵本などでも)を使います。ねこの絵や写真のカードをお子さまの前に出して、「こんにちは、ねこさん。どこにお散歩行って来たのかな?」「お返事してね。ねこさ~ん!にゃおーん」などと言葉のキャッチボールを楽しみましょう。
1~2歳頃は、言葉に興味を持ち、自分でも話してみようとしていく時期です。親子で言葉を使った「あそび」をすることで、さまざまな言葉の意味や知識を身に付けていきますよ。また、コミュニケーション力も育まれていくことでしょう。
【クレヨンあそび】
机や床の上に紙を広げて、クレヨンで自由に線を描きましょう。お子さまが描いたぐるぐる線に横線を描き足せば線路や道路に!ブロックなどを電車や車に見立てて走らせて「電車が通るよ」「赤い車が走りま~す」など描いた絵で発展させて遊ぶのも楽しいですね。
もちろん、他のものに見立てるのも良いですよ。お子さまが描いたぐるぐる線に「●●ちゃんの好きなうどんができたよ。つるつる、おいしいね」と言ってお皿に見立てた大きな丸で囲んだり、三角を描いて「おにぎりにふりかけをかけましょう」と言って点を加えたりするのも面白いですね。
遊びながら、手指をコントロールできるようになり、表現力や想像力も養われていきます。
【洗濯ばさみあそび】
図形の切り抜きに洗濯ばさみを付ける「あそび」です。例えば、丸型に切った紙に、「洗濯ばさみの耳を2つつけたら、うさぎになったよ」「たくさんつけて、花を咲かせましょう」などと言いながら、お子さまと一緒にいろいろなものに見立てていきましょう。
親指・人さし指・中指の3本の指で、洗濯ばさみを開いたり閉じたりすることは、手先指先の力を鍛えることになります。また、「何が作れるかな」と考える創造力や形にしていく表現力の育成にも結びついています。
最近はお友だちのお家に行って遊ぶ機会や自由に遊べる公共施設へのお出かけも減っていると思います。「まなび」につながる「あそび」を取り入れている『ドラキッズ』なら、少人数・定員制なので安心して活動できます。今まで経験しなかった「あそび」や一緒に参加するお友だちからたくさんの刺激を受けられますよ。「やってみたい」という気持ちが高まって、ご家庭では見せないような表情や頑張りを見せることもあり、保護者の方も成長を実感できることでしょう。
実際に、『ドラキッズ』に通っている保護者の方から「お友だちのほめられている姿を見て、自分もほめられたいと思い、挑戦するようになりました」「家庭では使っていない言葉を知り、使うようになりました」などといった声が寄せられています。
期待したもののすぐに成長を感じられず、なおさら不安が増す場合もあります。「うちの子は消極的だから」と心配する方もいらっしゃいます。同じ年でも、子どもの成長のスピードや個性はそれぞれです。教室ではお子さま一人ひとりの可能性を引き出す指導を行っています。「消極的な子ほど、周りのお友だちをよく見ています。教室ではおとなしくしていても、ご自宅では積極的になったと聞きました」というという声も(ドラキッズの先生より)。
また、お子さまだけではなく保護者の方にも寄り添うことを心がけていて、お子さまを理解した上で育児についてアドバイスを行うようにしています。さまざまな「あそび」を通して、ご家庭では見過ごしていたお子さまの個性を見出すこともあります。
おうちではない場所での「室内あそび」は、お子さまにも保護者の方にもさまざまな「まなび」や気付きがあることでしょう。